【横浜市鶴見区の居抜き買取り】地下店舗の居抜き買取りにおけるメリット・デメリット

居抜きに関すること

ビルの一室や商業施設などで居抜き買取りを行う際などには、路面店だけでなく2階以上の空中店舗を買い取るケースもあります。

また場合によっては、地下にある居抜き物件を買い取ることも考えられます。

今回は、地下店舗の居抜き買取りにおけるメリット・デメリットを中心に解説します。

地下店舗の居抜き買取りにおけるメリット

地下店舗の居抜き買取りには、主に以下のようなメリットがあります。

・賃料が安い
・遮音性が高い
・耐震性が高い

各メリットについて詳しく説明します。

賃料が安い

地下店舗は基本的に賃料が安いです。

こちらは、路面店と比べて立地条件があまり良くないことが理由です。

出店エリアにもよりますが、地下店舗の賃料は路面店と比べて1/2程度になることもあります。

つまり、人気のエリアでも安い賃料で飲食店を開業できる可能性があるということです。

遮音性が高い

地下店舗には、遮音性が高いというメリットもあります。

特に飲食店が多く軒を連ねるエリアの路面店では、外界からの影響を受けやすく、近隣店舗や交通の騒音が店舗の雰囲気を壊してしまうことがあります。

一方地下店舗は賑わいのある街中であっても、外界の影響を受けにくく、店舗の雰囲気や落ち着いた空間を保つことができます。

特に高級感や特別感、隠れ家的な要素がある飲食店を居抜き買い取りで開業する場合、非常に適した環境だと言えます。

耐震性が高い

耐震性が高いという点も、地下店舗の居抜き物件におけるメリットの一つです。

地下店舗は地盤に囲まれていて、地上に出ている部分が少ないため、路面店や空中店舗に比べて揺れにくくなります。

例えば1995年の阪神淡路大震災のときには、神戸市内の地下街の被害は軽度で済んだと報告されています。

もちろん、地下店舗であれば必ず耐震性が担保されているというわけではありませんが、一定の安全性は期待できます。

地下店舗の居抜き買取りにおけるデメリット

一方、地下店舗の居抜き買取りには以下のようなデメリットもあります。

・視認性が低い
・換気がしにくい
・日当たりが悪い
・浸水のリスクがある

各デメリットについて詳しく説明します。

視認性が低い

地下店舗の居抜き物件は、路面店と比べると視認性が低く、通行人の回収効率も低下します。

また店内の様子が見えにくかったり、階段が薄暗かったりと、少し入店しにくい印象を与えてしまうこともあります。

換気がしにくい

換気がしにくいというのも、地下店舗におけるデメリットの一つです。

地下店舗は窓がなく、外気に面する範囲が少ないことから、換気がしにくいです。

また空気の入れ換えが不十分な環境では、熱や湿気がこもってカビが発生する他、顧客の居心地の悪さにもつながってしまいます。

日当たりが悪い

地下店舗の居抜き物件は、日当たりも良くありません。

日光が一切入らない環境であれば、薄暗い雰囲気になります。

ただし半地下の店舗に窓がついていれば、日当たりをある程度確保できますし、ドライエリアがあれば通行人の目線が気にならないテラス席を設置可能です。

浸水のリスクがある

地下店舗の居抜き物件において、トイレが道路よりも低い場所にある場合、下水の逆流が生じることがあります。

また地下水の水位が上昇し、壁に浸水することも考えられます。

一度浸水すると壁紙の取り替えなどの修繕が必要となるため、居抜き買取りをするのであれば、排水溝の定期的な清掃が欠かせません。

地下店舗の居抜き買取りを成功させるためのポイント

地下店舗での居抜き買取りを成功させるためには、以下のポイントを押さえておくべきです。

・立地にこだわる
・ファザードを工夫する
・人気のあるビルに出店する

地下店舗の居抜き買取りでは、立地が集客を左右すると言っても過言ではありません。

具体的には、開業する店舗のコンセプトに適したエリアを選択する必要があります。

例えば地下店舗でバーを営業しようと考えている方は、人通りの多い主要駅の近くを選ぶべきです。

また地下店舗は路面店に比べて、店舗があることのアピールをしにくいです。

そのため、1階部分に置くファザード看板などをつくり込む必要があります。

通行人の目に留まるよう、配色や字体などを意識すれば、ある程度視認性は上がります。

さらに、地下店舗の居抜き物件を選ぶ際は、なるべく人気のあるビルや商業施設に出店しましょう。

人気のあるビルには人気のある店舗が入っているため、集客を後押ししてくれる可能性が高いです。

ただし人気のあるビルでは、顧客が求めるサービスのハードルが上がることが予想されます。

こちらのハードルを越えられないと、一気に集客数が減少することも考えられます。

まとめ

地下店舗の居抜き買取りは、決して珍しいケースではありません。

特にバーやスナック、居酒屋などのアルコールを扱う業態は、地下店舗で開業されるケースが多々あります。

また地下店舗は賃料が安く、独自の雰囲気をつくりやすいですが、機能的な問題もあるため、実際居抜き買取りを行う際はメリットもデメリットも理解しましょう。

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